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体のセンサーを蘇らせる!知識に頼らず体に頼った健康的な食事。

体のセンサーを蘇らせる!知識に頼らず体に頼った健康的な食事。

オンライン&出張トレーナーRAIです。

体と心を整えるオンラインパーソナル、出張トレーニングを行っております。

今回の記事は、前回の続き、食事についての考え方。

世の中にはたくさんの食事法があります。

成果をあげている食事法や、科学的根拠に基づいたデータもありますが、自分の体に必要な栄養素は自分が一番知っているんです。

自分自身のセンサーを使った食事について、参考にした方法と、私自身の体験をご紹介します。

▶︎ 前回のブログ記事

偶然出会ったこれまでにない食事法!

以前、病院併設の施設でトレーナーをしていた時、
一緒に働いていたドクターがいきなり痩せはじめました。

「辛いこと何もしないのに痩せちゃった♡」とあまりにも楽しそうに話しているので、私は思わず食いついたんです!笑

これが、「人って体の機能を使いこなせていないんだな」ということに気づくきっかけにもなりました。

食べたい時に、食べたいものを、食べたいだけ美味しく食べる!?

ある日、毎週お仕事でお会いしていたドクターが、
「何も辛いことしてないのにベルトの穴が変わっちゃった!」
とニコニコ嬉しそうに話しかけてきたんです。

こちらのドクター、標準体型の(スラムダンクの)安斎先生みたいな方でして、笑

実績もすごくて昔は怖かったらしいんですけど、私の知っている先生は、とても穏やかで優しいおじいちゃん!笑

のんびりマイペースなイメージなので、ストイックにダイエットとか出来なさそうなんですけど、笑

確かにベルトの穴が変わり、お腹がスッキリ絞れていたんですね。

あまりにも楽しそうにお話しされているので、
私も何だか気になっていろいろお話を伺っていたら、

なんと私も実験台として一緒にやらせていただけることになったんです!

週に1回、先生とのカウンセリングで進めていくのですが、最初の指令が、

「食べたいものを、食べたい時に、食べたいだけ、美味しく食べて!」

以上。

???

ちょっとよくわからなかったんですけど、
とりあえず素直に従って、1週間、食べたいものを食べてみたんです。

クレームです!太ったんですけど〜!!

1週間後、私は先生に言いたいことがありました。

痩せるどころか、太ってるやんけ〜!!
言われた通り食べたいものを食べたいだけ食べたけど、そりゃ太るでしょ!
食べて痩せるなんてやっぱりなんかおかしいと思ったんだよね!
どうしてくれんねん、この1kg!!

とは言いませんでしたが、
これくらいの気持ちでした!笑

甘いものも、しょっぱいものも、食べたーぃと思ったものを、少々の罪悪感とともにひたすら食べました。

言われた通りやったはずなのに…

と思っていたのですが、全然言われた通りにできていなかったんです!!

わたし、全然わかってなかった。

先生はニコニコしながら私の訴えを聞いてくださったんですが、
きっと思惑通りだったんでしょうね。

「本当に食べたいタイミングで食べてた?食べたいってお腹が空いていたかってことだよ!」

「本当に美味しく食べた?どんな味だった?食感は?香りは?ちゃんと味わってた?」

何も言い返せませんでした。

私は、ただ食べるということに執着してただけだったのです。

食べるという行為に満足するだけで、ただ口に入れて美味し〜ってよく味わいもせずに飲み込んでただけかも。

こうして、
やっとスタートラインに立てました。

ここから、
まずは太った1kgを戻すべく、
体と向き合った食事が始まりったんです。

実際にやってみたら驚くべき発見と変化!

ここから、体の感覚と向き合う日々が始まりました。

先生にお聞きした印象的なお話や、実際に私が実施したこと、驚くべき結果についてお伝えします。

頭ではなく体で食べる!野生動物をお手本に!

最初に先生が説明してくださったのが、
現代人の食事が、体よりも常識を基準にしているという真実。

人は、朝昼晩という時間を基準に、3食バランスよく食べるのが良しとされていますよね。

しかし、これって頭で考えていて、全然体の声を聞いていないんですよね。

例として、野生動物のお話をしてくださいました。

野生の動物って、1匹たりとも太ってないですよね。

トラ、ライオン、チーター、キリン…
確かに、太ってるイメージがわかない…。

野生動物は、お腹が空いた時は狩に出るけど、お腹が空いていなければ、目の前を獲物が通っても捕まえないそうです。

このように、体が欲する「食欲」を基準にするのが本来のあるべき姿なわけです。

五感をフル稼働!自分の体と対話する。

早速、食事のたびに体との対話がはじまりました。

本当にお腹空いてる?
何が食べたい?
どんな見た目?
どんな香り?
どんな味?
どんな食感?
満腹感はどれくらい?

自分に聞きまくりました。

普段、どれだけ五感を使っていなかったかを思い知らされ、

最初は空腹感すら、これが本当に空腹なのか?とよくわからなかったのですが、

だんだん感覚が研ぎ澄まされてくると、
食べたいものがはっきりわかって、
それを食べると体調が良くなったり、
いわゆるジャンキーな食べ物を食べたいと思わなくなってきたり、
意外とたくさん食べなくても満腹感を感じることがわかりました。

これは、ポテチとアイスと炭酸をこよなく愛する私としては大きな変化で、

1.5人前くらい食べていた量も自然と無理しなくても減りました。

無理しなくても食事が変わり、結果予想以上に体も変わった!

約3ヶ月くらい、意図的に続けた結果、
体重は−2kg。筋肉量はほぼ落ちませんでした。

これは、私にとっては大きな変化!

筋肉質でむくみがち、スポーツをしてたのでとにかく食べる私の体は、
痩せもしないけど太りもしない。

それが、最初に太った1kgを除いても、1kgも痩せたんです。

そして何より体が軽い!
日中に眠くなることもほとんどないし、
体調がとても良いんです!

何ひとつ無理してないし、我慢もしてないのに自然と食事が変わり、そこから体も変化していくことには、本当に驚きました。

先生が参考にされていたBOOCS食事法。

先生と私が成果をあげたこの食事法は、BOOCSという食事法を参考に行いました。

そのご紹介をさせて頂きます。

糖尿病治療としてはじまったBOOCS。

この、BOOCSという食事法は、
九州大学の藤野武彦先生という方が、糖尿病の治療としてはじめられたものです。

私も本を何冊か読ませて頂きました。

脳疲労が原因で食行動異常が起こり、そこから生活習慣病に繋がるといった理論だったと認識しています。

このBOOCSを知ったのは10年以上前なのですが、現在はさらに進化しているようですので、興味のある方は、下記のリンクをご参照ください。

BOOCSの応用。体との関連。

BOOCSについての説明で、
「脳疲労が原因で食行動異常が起こり…」とありますが、ここがとても大事なポイントです。

私も最初の1週間、
甘いものなどのジャンキーなものを食べまくって太りましたが、この食の思考がそもそも脳疲労(ストレス)から起こっているんです。

ここを認識違いしているうちは、なかなか結果があらわれません。

ですが、体自体を整えることで、五感が研ぎ澄まされて、体の機能も取り戻されるため、食異常を回避しやすくなることがわかりました。

体のセンサーを働かせるためには、やはり体へのアプローチが効果的でした。

このように体はたくさんの素晴らしい機能を持っています。

今、何かしら食に取り組まれている方は、栄養素だけでなく、ぜひ体と心にも目を向けながら、健康かつ効率的に行っていただけたらと思います!